佐柳島(多度津町)にゲストハウスとカフェがオープンしました。
【ネコノシマホステル+喫茶ネコノシマって?】
昭和25年に建てられた旧佐柳島小学校の木造校舎を活用したゲストハウス兼カフェです。180度オーシャンビューという抜群のロケーションにあります。
【ねこのしま、佐柳島って?】
香川県多度津港からフェリーで小一時間、周囲7km弱、人口80人ほどの、小さな島。
最近は「さなぎねこ」の住む「猫島」として注目されています。
タコ漁も盛んです。
【オーナーはどんなひとなの?】
村上淳一・直子ご夫妻はもともとは大阪で映画専門古書店を商んでいました。
生まれも育ちも大阪のお二人ですが、佐柳島は、淳一さんの祖母が住んでいたという、いわゆる孫ターンにあたるそうです。
今年の春に大阪から佐柳島へ移住。
現在は多度津町地域おこし協力隊の隊員として活躍中です。
とても雰囲気があるお二人です。
2017年8月6日(日)「ネコノシマホステル+喫茶ネコノシマ」のオープニングセレモニーが行なわれました。
オープニングセレモニーの様子
セレモニー当日。会場である喫茶ネコノシマ(元は職員室)
会場内は朝早くから準備に大わらわ。
当初は人が集まってくれるかという不安をよそに、約100名(島民人口以上!)の方々がお祝いに駆けつけました。
丸尾多度津町長と、村上さんの挨拶の後、猫のイラストつきの風船とばし。
風船のイラストは、一枚一枚手書きです。その後は集まった方々同士で和気あいあいと語り合いました。
集まった人たちにお話をきいてみました
★丸尾多度津町長
「島の方々に受け入れてもらえるか、喜んでもらえるかが心配でしたが、こんなに多くの方々にお祝いに集まってもらえて良かったです。」
★島民の方
「小学校で同窓会が出来るのが嬉しいです。みんなの憩いの場になって欲しいなあ」
★大阪から祖母のところに帰省中の女性
「今は大阪に住んでいるけど、こういう場所が出来たら友達も誘って帰って来られます。」
民間と行政、力を合わせて地域おこし
村上さんは孫ターン(祖父母が佐柳島出身)。
最初、どちらかと言うと島外の人向けのゲストハウスにしようと思っていたそうです。
しかし実際に島に住み、島民の方々の声をきいて、佐柳島出身者の方が里帰りに戻ってこれたり、島民の方々に必要とされるような集いの場所になればいいなと思うようになったとのこと。
オープニングセレモニーで話を伺った地元の漁師さんから
「自分たちにはこの景色が当たり前すぎて、なんも珍しくないけど、年に1回とか来る人にとっては特別な景色かもしれん」という声を聞きました。
島民の想いと、多度津町の取り組みをカタチにして結んだのは村上さん夫妻のお人柄と尽力の賜物。
お二人は、穏やかで気取りません。
映画専門古書店を営んでいた経験を活かして、作り上げて空間のセンスはピカイチです。
いたるところに細やかな気遣いと、主張しすぎないこだわりが見え隠れしていました。
田舎から都会に一旦出てしまい、縁者がいなくなってしまうと、島から足は遠のいてしまいます。
戻ってきたくても、戻って来れない潜在層の方の心に届けられたら、島の将来も変わってくるかもしれません。
すっかり日に焼けて、島の人の顔になった村上さんは、穏やかな笑顔でこう語ってくれました。
「ようやくスタート地点に立ったところ。これからが本番です。ネコノシマホステルに来て、佐柳島がどれだけ良いところか伝えていきたいです。そして僕たちのように佐柳島に移住してくれる人が増えてくれたらいいなと思っています。」
ネコノシマホステル+喫茶ネコノシマ
〒764-0040 香川県仲多度郡多度津町佐柳1353
香川県多度津港から三洋汽船(フェリー)で約1時間
TEL : 090-9872-3930
EMAIL : info@neconoshima.jp
図書室 男女混合のミックスドミトリー(相部屋)
お一人様 3,000円(税込) 定員8名
資料室&図工室 1名から最大3名までご利用いただける個室
お一人様5,000円(税込) 定員1〜3名
理科室 2名から最大4名までご利用いただける個室
お一人様5,000円(税込) 定員2〜4名
バスルームは共用
三洋汽船フェリー
http://www.sanyo-kisen.com/product111.html
【運航情報お問い合わせ】 多度津営業所 TEL:0877-32-2528