「私、写真」展に行ってきました。
MIMOCAで年末から開催していたアラーキーこと荒木経惟の写真展「私、写真」。
行こう、行こうと思いながら行けず、とうとう最終日になってしまう始末。
ということで滑り込みで行ってきました。
ところで、アラーキーって?
MIMOCA 掲載文を転記します。
荒木経惟(1940- )は、1960年代半ばの活動の初期から現在まで、都市、人、花、空、静物といった被写体をどれも特別視することなく等しく日常のこととして撮影し、それらのもつ「生」の生々しさ、また「生」と切り離すことのできない「死」を捉えてきました。生と死の比重がそれぞれの写真によって異なって感じられるさまは、人間の生死の揺らぎや荒木個人の人生の反映ともとれ、作品の魅力を増しています。
本展では、これまでに撮影された膨大な写真のなかから、腐食したフィルムをプリントする、写真に絵具を塗る、割れたレンズで撮影するなど、何らかの手が加わることによって生と死をより強く意識させたり、両者の境を撹乱させるような作品を中心に展示します。こうした試みは、荒木の時々の感情から生まれる写真への率直な欲求であり、そのような作品は、従来の枠にとらわれることなく新しいことに挑み、写真にも自身にも真摯に向き合う荒木の姿を改めて伝えてくれることでしょう。さらに、現在の荒木の生を示すものとして、本展のために制作された丸亀市出身の花人、中川幸夫(1918-2012)へのオマージュとしての「花霊園」、友人の遺品であるカメラで撮影した「北乃空」などの新作も出品し、写真と一体となった荒木経惟をご紹介します。
だそうです。
2013年の瀬戸内国際芸術祭で、JRでアラーキー列車も走っていました。http://www.toretabi.jp/train/vol79/01.html
まずは受付
美術館、そんなに多く行く機会がないかもしれないです。でもなかなかおもしろいです。
受付で、パンフレットや、アンケート、目録を受け取ります。
駅前地下駐車場の駐車チケットもここで渡しました。美術館利用者は2時間無料です。
今日は荷物が多かったので、ロッカー室ありますよ、と声をかけてくださいました。
100円ちゃんと返却してくれるロッカーです。
MIMOCA受付先、階段の下は、この土器川の下駄がお出迎え。
これを見ると、MIMOCAに来たんだなってホッとします。お気に入り。
常設展はいつもどおり
常設展はいつもどおりにあります。
常設展のみのチケットは販売していましたが、企画展のみのチケットはありませんでした。
全館案内図が、入り口入ってすぐの傘置き場の上にありました。
常設展コーナーには、いのくまさんの作品がずらりと。具体から抽象まで。
いのくまさんの相性で呼びたくなる、小物や、可愛らしい物のコレクションがキュート。
最終日の、日曜ということで、美術館は大勢の人で賑わっていました。
常設展を抜けると、企画展の会場に続きます。
企画展会場に到着!
大勢の人で賑わっているのですが、気温がこの中だけ違うような。
入ってすぐ、圧倒されたのが、一面に張り巡らされたこの写真たち。
現像した写真の上から、ペイントしているそうです。これは、空。圧倒的な生命力が感じられました。
同じモノクロ写真でも比べるとぜんぜん違う。
出口近くで、学芸員さんに「この裏にも作品ありますよ」と声をかけられました。
この隙間に?
ありました。
まだまだ奥深い、ミモカ。
次回は、知らない人がきっと多いMIMOCAの隠れた場所をご紹介します。