[2017.12.20放送分より抜粋]
多度津町出身の版画家、故(武田三郎(たけだ・さぶろう)氏の作品を多数展示した企画展が、現在、多度津町立資料館で開催されています。
多度津町資料館ホームページ
http://www.tadotsu.org/contents.cgi?contents_id=194
この作品展は多度津町立資料館に所蔵していた武田三郎氏の作品、版木、小物などが今年3月、町指定文化財に選ばれたことを記念し、開催されました。
武田氏の生い立ち
武田氏は大正4年、1915年に多度津町で生まれました。
東京の大学在学中に版画家の畦地梅太郎(あぜち・うめたろう)や平塚運一(ひらつか・うんいち)に教えを受け、大学卒業後は故郷の多度津町で創作活動をしました。
自ら「多度津山の会」を結成するなど、山をこよなく愛した武田氏は、四国の山々を描いた作品を数多く残しています。板の特徴を生かし微妙なオウトツを彫ることで繊細でどこか懐かしく温かい風景が描かれています。
1970年に多度津町家中(かちゅう)、大手通りの風
風景を描いた作品は5枚の版木を緻密に計算された順番で摺り、
当時の御東(おひがし)御殿を立体的に表現しています。
この他、長年手がけた、多度津町と丸亀市の広報誌表紙の原画や、版画の展示会では最高峰となる「日本版画院展」に出品された作品など、見応えのある作品が並んでいます。
この企画展は、2018年1月21日まで多度津町立資料館で開かれています。
また、2018年1月7日には、木版画摺りの実演会が行われる予定になっています。
ーーーーーーこちらの企画展は終了いたしましたーーーーーー
※この記事は、中讃テレビで放送中のニュース番組「CVCニュース」内で放送された内容です。
CVCニュースって?
中讃テレビの「CVCニュース」は初回放送が月曜〜金曜の18:30〜18:45までの15分番組。
1回の放送につき、約3本のニュースを放送している。
中讃地域で行われる地元のイベントや夏まつり、花火大会、秋のちょうさ祭りなどの大きなイベントはもちろん、小中学校の運動会、卒業式、遠足や課外活動(やっぱりうどん体験とかもある)に至るまで、中讃地域に住んでいる人もなかなか見ることがかなわないディープでニッチなニュースをお茶の間に届けている。
ちなみにCVCは「Chusan Cable Vision Corporation」の略らしい。
香川県とケーブルテレビ
日本一小さい県と言われる香川県は、西讃、中讃、東讃と3つのエリアに文化圏が分かれている。「中讃テレビ」はその真ん中、中讃地域に位置しているケーブルテレビ局。
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