[2018.4.9放送分より抜粋]
琴平町に春の訪れを告げる、第34回四国こんぴら歌舞伎大芝居が4月7日に開幕し、会場の旧金毘羅大芝居、通称金丸座は大賑わいとなっています。
晴天に恵まれた開幕初日、金丸座には、早くから大勢の歌舞伎ファンが訪れ、長い列を作りました。
江島生島事件を題材にした作品など
公演は2部構成で行われ、第1部では「江島生島(えじまいくしま)」、「鞘當(さやあて)」、「魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)」の3つの演目が上演されました。
このうち「江島生島」は、江戸時代に実際に起こった、江島生島事件を題材にした作品です。
大奥に仕える江島が、歌舞伎役者生島と通じていた事が発覚し、江島は信州へ、生島は八丈島へ流されるという事件。
今回の舞台では、テレビでも活躍する若手人気役者、尾上松也(おのえまつや)さんが生島を演じ、夜桜を眺めながら逢瀬を楽しむ様子を幻想的に表現していました。
続く、「鞘當(さやあて)」には、座頭の中村梅玉(ばいぎょく)さんと、8代目中村芝翫(しかん)さん、橋之助(はしのすけ)さん福之助(ふくのすけ)さん親子が揃って出演。
客席をはさんでのやりとりや、伊達を尽くした衣装など、歌舞伎の魅力が溢れていました。
また、劇中では、芝翫(しかん)さんら親子による、襲名口上も行われました。
四国こんぴら歌舞伎大芝居は、4月22日まで琴平町の金丸座で開かれています。
※この記事は、中讃テレビで放送中のニュース番組「CVCニュース」内で放送された内容です。
CVCニュースって?
ちなみにCVCは「Chusan Cable Vision Corporation」の略らしい。
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